2019定期総会
日本ALS協会岡山県支部 定期総会報告
2019年7月20日13時より、独立行政法人国立病院機構南岡山医療センター王山荘において、日本ALS協会岡山県支部定期総会が開催されました。患者・家族・遺族の方々19名、専門職・医師・関係機関の方々14名、一般会員・ボランティアの方々3名、合計36名のご参加がありました。ありがとうございました。また今年も合唱団『こぶ』さんの合唱も聴かせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。皆様ご参加ありがとうございました。
日本ALS協会会長 嶋守恵之様 メッセージ
この支部総会を準備された支部長と事務局長始め運営委員のみなさまに感謝いたします。そして参加してくださったみなさま、ありがとうございます。
支部の集まりで一番いいところは笑顔と勇気が得られることだと思います。ここには同病仲間や同じような環境にある家族がいます。経験豊かな支援者も集まっています。そんな方々と療養上の悩みや工夫などを話し合い、自分は一人ではないと実感できるのではないでしょうか。ふと肩の力が抜け、笑顔を作る余裕が生まれれば何よりです。そして、その笑顔が病気に立ち向かう勇気につながることを願っています。勇気を持った患者と家族が集まれば世の中の仕組みを変える原動力になります。みなさまの声を集めて協会は国や自治体など関係機関に働きかけていきます。協会はみなさまの要望や期待にいつも真剣に耳を傾けていることをお約束します。
患者会はどこも会員数の減少に悩んでいます。インターネットの普及などにより病気に関する情報が比較的容易に入手できるようになったことが一因と言われています。ALS協会も例外ではありません。でも、ALSは厳しい病気であることに変わりはありません。根本的な治療法は未だ開発されていませんし、医療や介護の地域間格差は厳然として存在します。ALSに対する社会の理解は進んできたとはいえ、みなさまの中に一度も不快な経験をしたことがない方はいらっしゃらないのではないでしょうか。そうした中で笑顔になり勇気が出る支部の集まりは引き続き有意義だと思います。協会としては患者と家族のみなさまが交流する場を用意し、そこで出された意見を協会の運営に反映させることに今後とも努めてまいります。
今日の総会がみなさまにとって実り多きものとなることを心から願いまして、ご挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。
- 総会議事
- 2018年度活動報告
- 会計報告・会計監査報告
- 2019年度役員選出
- 2019年度活動方針・予算
- アトラクション 合唱団「こぶ」の皆様による合唱
- 七夕さま
- 時代
- お日さま
- フルサト
- パプリカ
- 翼をください
- 講演 『嚥下障害対応の食事の作り方とポイント』
南岡山医療センター 栄養管理室長 伊東様 - 写真